自然と生活と

30歳になるまでに、海外で一人暮らしをしてみる。そう思い立ちカナダへ来ました。

英語ができなかった私がなぜカナダに1人で住もうと考えたのか

 

私は中学の時に英語を挫折し、

それからはずっと理系を選択していました。

ありがたいことに、理系科目の得点は学年でもよく、

英語学習が必要となる受験でも、

ふわっとする程度でした。

 

 

大学では医療系専門職を目指し、

やはりぶつかる英語の壁。

 

 

悲しいかな、

その頃には丸暗記という本当に意味をなさない勉強と、

先輩方からのありがたい過去問で何とか乗り切っていました。

 

 

完全に、英語そのものをみようとはしていなかったのです。

 

 

小さい頃から私は、

「世界不思議発見」や、「ダヴィンチ・コード」、

世界遺産の謎」等、世界の不思議に関するテレビ番組が大好きで、

古い建物や、海外の暮らし、伝統等に強くひかれました。

 

 

いつか、いつか、日本以外の国に住んでみたい。

 

 

本当に昔からそんなことはぼんやりと考えていたと思います。

 

 

しかし実際の私は、辛い病院実習を無事に終え、

必死に勉強し国家資格を取り、

何となく日本ではなぜこの職業をやめてまで海外に行くのか

というような環境にいたのです。

 

 

そんな私がなぜ

「もう、海外へ行こう」

と思ったのか。

 

 

「ずるずると、この先ずっと、この生活が続くのか。」

 

 

と思ってしまったからでした。

こうして文字にしますと、

同じ事を、同じような事を考えた方はたくさんいらっしゃると思います。

 

 

そう思ってもなお、耐えて仕事を続けられている方もいらっしゃると思います。

 

 

でも、私はダメでした。

何かがプツンっとなってしまって、

私の職業は、国家資格取得後も一生勉強のような職業で、

いろんな出会いや、本当に尊敬する先輩たちもいて、

辞めることはとても悩みました。

 

 

そんな時、考えがぐるぐると巡り巡っていることに疲れた私が息抜きに手に取ったのは、

やっぱり、小さい頃から好きな、「外国の生活を映したテレビ番組」

 

 

これだ!と、

それからの行動は早かったと思います。

ネットで「海外生活 留学」等、いろいろ調べました。

やはり出てくるのは「ワーキングホリデー」

ではそのワーキングホリデーができるのはどこなのか?

SNS等も同時に調べ、キラキラしている方が出てくるたびに、

ここにいきたい!あ、ここも捨てがたい!そうワクワクしていたのを覚えています。

 

 

そうして私がまず、住むことに決めた国が「カナダ」でした。

 

 

そうして決めた後にようやっと、

これは、英語が話せなきゃいけないのでは…。

という当たり前過ぎることに気づきました。

 

 

しかし何事も、準備段階というのはとても楽しいもので、

(私は旅行等も準備している時が一番好きです。)

前もって英語の勉強をするということは後回し。

さて、カナダのどこに住もうか、

そんな事を考えていました。

 

 

出国する時でさえ、

「電子辞書は持ってきた。ネットでコミュニケーションが大事って言っていたし、

何とかなるだろう。」

そう、テスト前によくあるあの、いけるんじゃないか精神で何とか学校に向かったのです。

 

 

そんなこんなで私がカナダに1人で行こうと考えたのは、

生活を変えたいという思いでした。

 

 

海外に行けば、今までとは違う生活ができる。

そんな夢を持ってです。

 

 

働く職場を変えるではなく、

住む国を変えてみました。

 

 

そんな風にこちらにきてみて、

何とか友人と呼べる人たちもできて、

結構、私のような人間はいたような気がします。

海外に移り住むということに、

何か大きな、大層な理由はいらないのかもしれません。

 

 

しかしやはりするっと何も準備せずカナダへ来たため、

やはり英語学習の面では頑張りました。

 

 

次回はそんな語学学習のお話しです。